下顎再建症例に応用したインプラント支持のパーシャルオーバーデンチャーを用いて口腔機能を回復した一例

• 石田 恵未

  昭和大学歯学部高齢者歯科学教室

• 金 修澤

  昭和大学歯学部高齢者歯科学教室

• 佐藤 裕二

  昭和大学歯学部高齢者歯科学教室

• 桑沢 実希

  昭和大学歯学部高齢者歯科学教室

• 道脇 幸博

  昭和大学歯学部第一口腔外科学教室

書誌事項

タイトル別名

• Oral Rehabilitation by Implant-supported Partial Denture : A Case after Marginal Reconstruction with Mandible

抄録

再発を繰り返したエナメル上皮腫のため下顎骨区域切除術, 血管柄付腓骨による下顎再建術を行った症例にインテグラルインプラントを埋入し, その上にパーシャルオーバーデンチャーを応用することによって良好な機能回復が得られた一例を報告する.症例は28歳男性で, エナメル上皮腫との病理組織学的診断のもとに開窓術を行った後, 再発, 再々発のため, 辺縁切除術を行い, 最終的には下顎骨区域切除術, 血管柄付腓骨による下顎再建術を行った.今回の症例のような顎補綴を伴う補綴難症例に対して, 近年, 歯科インプラントを応用することによって, 失われた口腔の機能を良好に回復できるようになった.そこで今回われわれは, 下顎骨再建症例に対して, インテグラルインプラントを用いて磁性アタッチメントを応用したパーシャルオーバーデンチャーを選択した.結果として咀嚼機能は患者の満足が十分に得られるまでに回復した.

収録刊行物

• The Journal of Showa University Dental Society

  The Journal of Showa University Dental Society 22 (4), 398-403, 2002

  昭和大学・昭和歯学会

キーワード

• implant
• masticatory function
• mandibulectomy
• partial overdenture
• magnetic attachment

詳細情報

• CRID: 1390001204834398080
• NII論文ID: 10020432715
• NII書誌ID: AN00117140
• DOI: 10.11516/dentalmedres1981.22.398
• ISSN: 21865396
• ISSN: 0285922X
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2003246740
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可