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Other Title
  • アイスクロマトグラフィー
  • アイスクロマトグラフィー--氷の物性を利用した分離分析法
  • アイス クロマトグラフィー コオリ ノ ブッセイ オ リヨウシタ ブンリ ブンセキホウ
  • Tool for molecular separation using physicochemical properties of water-ice
  • 氷の物性を利用した分離分析法

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Abstract

著者らが提唱している氷粒子を吸着担体とする液体クロマトグラフィー, アイスクロマトグラフィーについて述べる. 本法は, 環境調和型の物質分離としての特徴をもつだけではなく, 氷表面-溶質間の相互作用および氷表面の物性へのアプローチにもなり得る. とりわけ, 他法では困難な氷一液体界面をプローブするという点で, 氷表面の解析手段として大きなポテンシャルをもっている.クロマトグラフィーの保持機構としては,測定条件,特に温度と移動相特性によって,水素結合吸着と表面疑似液体層(QLL)への分配が起こり得る. -3℃以下では水素結合形成が支配的であり, 吸着の強さの違 いに従って混合物を分離することができる. 一方で, 比較的高温の温度領域ではQLLへの物質の分配が起こる.温度上昇に伴ってQLLが厚くなると,水素結合吸着よりもQLLへの分配が支配的に働く.

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