実機運転に基づくハニカムローターVOC濃縮装置の設計・運転指針と高温再生による吸着性能の改善

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タイトル別名
  • Design and Operation of Adsorptive Honeycomb Rotor VOC Concentrators and Improvement of Performance by High Temperature Regeneration
  • ジッキ ウンテン ニ モトズク ハニカム ローター VOC ノウシュク ソウチ ノ セッケイ ウンテン シシン ト コウオン サイセイ ニ ヨル キュウチャク セイノウ ノ カイゼン

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抄録

排ガス中に含まれる揮発性有機化合物(VOC)の無害化処理技術が強く求められるようになったが,低濃度,大風量に加え多種多様な有機化合物を安全かつ効率的に処理する上で課題が多く残されている.そこで本論文は,疎水性ゼオライトなどを担持したハニカムローター型の吸着剤を温度スイング吸着で操作するVOC濃縮装置が有効な技術であることを示すとともに,実機運転の実績に基づいて本装置の設計・操作の指針を,吸着剤ローターの選択,ローター諸元と空塔速度,処理対再生風量比,最適ローター回転数等にわたって論述する.さらに,高沸点物質の蓄積によるVOC除去性能低下への対応策として,シリカバインダーを従来より半減させた疎水性ゼオライトローターを開発するとともに,性能劣化ローターのVOC吸着量が300°Cの高温度再生により未使用ローター近くまで回復することを確認した.あわせて高温度での再生に耐えるシール構造を開発し,高性能のVOC濃縮装置の実機導入を図った.

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