胃転移をともなった中分化型肝細胞癌の1例

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タイトル別名
  • A case of moderately differentiated hepatocellular carcinoma with gastric metastasis

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抄録

症例は68歳,男性.両肺野に多発結節を認め,進行肺腺癌と誤診され加療されていた.当時,肝S8に1cm径の単発肝腫瘍を指摘されたが,経過とともに肝静脈腫瘍塞栓が出現し,広範な肝内転移を示した.同時に,胃に多発性のIIc様陥凹性病変が出現し,2カ月後に隆起性病変へと変化した.剖検所見より中分化型肝細胞癌とその肺転移,胃転移と診断された.小型肝細胞癌が早期より広範に血行性肺転移していた症例と考えられた.<br>

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