書誌事項
- タイトル別名
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- Two Cases of Type 1 Diabetes Mellitus Accompanied by Graves' Disease
- 症例報告 1型糖尿病とバセドウ病を同時期に診断しえた多腺性自己免疫症候群の2例
- ショウレイ ホウコク 1ガタ トウニョウビョウ ト バセドウビョウ オ ドウ ジキ ニ シンダン シエタ タセンセイ ジコ メンエキ ショウコウグン ノ 2レイ
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抄録
症例1は31歳女性.1カ月前から口渇を認め当科受診.空腹時血糖値219 mg/dl, HbA1c 8.8%, 抗GAD抗体陽性.潜在性甲状腺中毒症状態で,TSH受容体抗体陽性であった.症例2は51歳女性.50歳時に糖尿病と診断され内服加療を受けるも血糖値が改善せず当科入院.尿中CPR 12 μg/日と低下し,抗GAD抗体陽性.甲状腺中毒症を認め,甲状腺刺激抗体陽性であった.2例ともに1型糖尿病とバセドウ病を同時期に診断しえた.症例1は急性発症1型糖尿病の疾患感受性HLA B61, DR9, ハプロタイプとしてDRB1*0901-DQB1*0303をホモで有していたのに対し,症例2は1型糖尿病の疾患感受性対立遺伝子であるDRB1*0405とDQB1*0401および疾患抵抗性のDQB1*0601を合わせ持っていた.1型糖尿病発症様式の異なる両症例にはHLA型にも差異を認めた.
収録刊行物
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- 糖尿病
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糖尿病 51 (4), 323-327, 2008
一般社団法人 日本糖尿病学会
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キーワード
詳細情報
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- CRID
- 1390282679881437056
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- NII論文ID
- 10021275076
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- NII書誌ID
- AN00166576
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- ISSN
- 1881588X
- 0021437X
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- NDL書誌ID
- 9512650
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可