書誌事項
- タイトル別名
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- <I>Endcardial and Epicardial mapping in the patients with structural heart disease and ventricular tachycardia</I>
- ―虚血性および非虚血性心疾患との比較―
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抄録
器質的心疾患患者に伴う単形性持続性心室頻拍 (VT) 症例23例 (陳旧性心筋梗塞8例, 心筋症15例; 拡張型心筋症6例, 催不整脈性右室異形成4例, 特発性心室瘤3例, 心サルコイドーシス2例) において, 心内膜, 心外膜マッピングによる異常電位の同定を試み, また同定された異常電位領域にてペースマツピングに基づくアブレーションを行った, 陳旧性心筋梗塞例では8例中7例で, 主に心内膜側に瘢痕を認め, 心内膜側の通電でVTは誘発不能となったが, 心筋症例では, 15例中13例で心外膜マッピングが必要で, 15例中12例で心外膜からの通電によりVTは消失した.特に拡張型心筋症では2例で心内膜, 心外膜とも明らかな異常電位を認めず, このVTは心筋深部起源と考えられた.心筋症では心外膜にVTの不整脈基質をもつ例が多く, カテーテルアブレーションが困難になる例が存在すると考えられた.
収録刊行物
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- 心電図
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心電図 28 (2), 158-166, 2008
一般社団法人 日本不整脈心電学会
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キーワード
詳細情報
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- CRID
- 1390282679749005568
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- NII論文ID
- 10021301515
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- NII書誌ID
- AN00358282
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- ISSN
- 18842437
- 02851660
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可