産婦人科及び関連領域感染症に対するDoripenemの臨床的検討

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タイトル別名
  • Clinical examination of doripenem for infectious diseases in gynecological and associated fields
  • サンフジンカ オヨビ カンレン リョウイキ カンセンショウ ニ タイスル Doripenem ノ リンショウテキ ケントウ

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抄録

カルバペネム系抗菌薬であるDoripenem (DRPM) の産婦人科及び関連領域感染症に対する有効性と安全性を検討し, 以下の成績を得た。<BR>1) 非妊時感染症 (n=20), 妊娠・産褥期感染症 (n=4) を対象とし, DRPM 0.25g×2/日の3-8日間の点滴静注によった。総投与量は1.5-4.0gであった。<BR>2) 臨床効果は, 著効4/24 (16.7%), 有効18/24 (75.0%) であり有効率22/24 (91.7%) であった。前投与薬無効例に対する本剤の有効率6/6 (100%) を示した。<BR>3) 臨床分離菌別臨床効果では, 著効3130 (10.0%), 有効26/30 (86.7%) を示した。菌消失率は29/30株 (96.7%) を示した。<BR>4) 本剤投与による自他覚的副作用および臨床検査値異常は認められなかった。<BR>以上の結果からDRPMの産婦人科領域感染症への有用性が示唆された。

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