大腸癌治療ガイドラインに対する認識度調査―本施設での普及へのアプローチ―

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  • Examination of Degree of Recognition of Colorectal Cancer Treatment Guidelines

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抄録

目的: 当院での大腸癌治療ガイドラインに対する認識度をテスト問題形式にて調査した.対象と方法: がん診療に携わる消化器外科医19人と消化器内科医12人を対象にした.大腸癌治療ガイドラインの8つの項目より合計25問の正誤式のテスト問題を作成し,回答する.その上で本ガイドラインを一読の上,再テスト形式で回答し,その正解率につき検討した.結果: 一読前の正解率は,外科医が69.5%,消化器内科医が64.7%であった.一読後は各々83.8%,80.7%と上昇し,合計でも67.8%から83.2%へと上昇していた.ただし化学療法の項目だけが変化なく40%と低かった.結語: 認識度調査としてテスト問題を施行することをきっかけに,認識度の上昇を認めた.当院では外科医·消化器内科医の全員が本ガイドラインを読んだこととなり,ガイドラインの普及に役だったと考えられた.<br>

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