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抄録
我々は, 重症心身障害者に対して食物繊維含有経腸栄養剤 (以下A剤) を, 投与前後において24時間下部食道pHモニタリングを施行し, 胃食道逆流の状態変化を調べ, 臨床経過と合わせ, A剤の効果と問題点を検討した.24時間pHモニターでは, A剤使用前: 全逆流回数180回, pH4未満の逆流時間比率31.3%, A剤使用後: 全逆流回数105回, pH4未満の逆流時間比率7.4%と改善を認めた.<BR>酸素投与については, 投与前4カ月は計31回, 投与後4カ月は計4回であった.また, 38度以上の発熱を呈した日数については, 投与前4カ月は計15日, 投与後4カ月は計6日であった.A剤は, 胃食道逆流症を軽減し, 生活の質を改善させた.
収録刊行物
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- 脳と発達
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脳と発達 40 (3), 255-256, 2008
THE JAPANESE SOCIETY OF CHILD NEUROLOGY
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204553511168
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- NII論文ID
- 10021943179
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- NII書誌ID
- AN0020232X
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- ISSN
- 18847668
- 00290831
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可