書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF PERFORATION OF PARADUODENALPAPILLARRY DIVERTICULUM
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抄録
症例は76歳,女性.急性胆嚢炎の疑いで他院より紹介受診した.当院腹部CTにて後腹膜気腫像を認め,十二指腸穿孔・後腹膜膿瘍の診断で緊急手術を施行した.十二指腸下行脚内側に直径2cm大の壊死に陥っている嚢胞性病変を認め,嚢胞壁切開とドレナージ術を施行し,手術を終了した.十二指腸憩室穿孔の可能性を考えたが,画像で証明できず確定診断には至らなかった.術後のドレーンからの造影で,術中には証明できなかった十二指腸憩室と十二指腸が描出され,十二指腸憩室穿孔であることが判明した.診断に苦慮したものの,ドレナージ術で治癒した十二指腸傍乳頭憩室穿孔の1例を経験したので報告する.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 69 (7), 1663-1667, 2008
日本臨床外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679824563712
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- NII論文ID
- 10021944572
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可