畜産廃棄物処理の課題

  • 羽賀 清典
    農業・生物系特定産業技術研究機構 畜産草地研究所

書誌事項

タイトル別名
  • Sustainable task for animal manure management
  • チクサン ハイキブツ ショリ ノ カダイ

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抄録

<p>畜産廃棄物のほとんどを家畜ふん尿が占めており、その総排出鼠は年間約9,000万トンに及ぶ。家畜ふん尿は、廃棄物と資源の二面性を持っている。廃棄物として適切な取り扱いを怠ると甚大な環境汚染を生む可能性がある。しかし、いっぽう資源として有効利用できれば、これほど膨大な潜在的価値を持つものはない。家畜ふん尿の資源化方法には、肥料利用、エネルギー利用、飼料利用、その他のいくつかの利用方法がある。現状では堆肥等による肥料利用が主要な資源化方法であり、一部メタン発酵法や燃焼法などによるエネルギー利用が行われている。これから循環型社会を構築する中で、肥料資源やエネルギー資源などへの資源変換技術を駆使することが、畜産廃棄物の環境保全技術につながり、農業の発展にも寄与することが大きい。</p>

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参考文献 (31)*注記

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