内科的治療により軽快した胃蜂窩織炎の1例

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タイトル別名
  • A case of phlegmonous gastritis which resolved with medical treatment

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抄録

症例は70歳,男性.上腹部痛および発熱を主訴に当科外来受診,血液検査にて炎症反応の著明な上昇が認められ入院となった.上部消化管内視鏡検査所見および,胃液培養検査にて多剤耐性の連鎖球菌が検出されたことから胃蜂窩織炎と診断し,塩酸バンコマイシンおよびレボフロキサシンの併用にて加療開始後,臨床症状は速やかに改善した.胃蜂窩織炎の加療に塩酸バンコマイシンが用いられた症例は検索し得た範囲において過去になく,貴重な症例と考え報告した.<br>

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