急性期病院における脳卒中片麻痺患者に対する下肢装具作製状況―10年間の年次推移からの検討―

書誌事項

タイトル別名
  • The lower extremity orthosis manufacture situation for cerebral stroke hemiplegic patients in an acute stage hospital
  • 10年間の年次推移からの検討

この論文をさがす

抄録

急性期病院における, 脳卒中片麻痺患者に対する下肢装具作製状況について, その10年間の年次推移から検討を行った. 当初の4年間においては状況の変化はほとんどみられなかったが, 2001年以降は装具適用者の割合, 発症から採型までの期間, 処方された装具の種類など, 全ての調査項目において変化がみられた. 回復期リハビリテーション病棟制度の創設や第4次医療法改正などを背景とした在院日数の短縮化が多大な影響を及ぼしたと考えられた. 今後, 急性期病院においては, より早期に治療用装具の処方を検討する必要があろう. また, 採型から装着に至るまでスムーズな診療の継続が可能となるよう, 施設間の連携ならびに専門職種間の情報や認識の共有化がますます重要になると考えられる.

収録刊行物

参考文献 (23)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ