人工多能性幹細胞の樹立と展望

• 中村 友紀

  京都大学再生医科学研究所

• 山中 伸弥

  京都大学再生医科学研究所 同大学iPS細胞研究センター

書誌事項

タイトル別名

• Establishment of iPS Cell and Its Landscape
• ジンコウ タノウセイ カンサイボウ ノ ジュリツ ト テンボウ

抄録

分化多能性をもち，その性質を維持したままほぼ無限に増殖させることができる胚性幹細胞，ES細胞は細胞移植治療や創薬試験系への応用に大きな期待が寄せられてきた．しかし，その作製には受精卵が必要になることから倫理的に慎重な運用が求められ，また他家移植となることから免疫拒絶の制御という問題も抱えていた．これらを回避すべく，真に臨床応用可能な幹細胞の開発を目指し，様々な研究が行なわれている．ここでは，その試みから生まれた人工多能性幹細胞，iPS細胞について，樹立までの経緯とそのインパクト，展望について触れたい．

収録刊行物

• 化学と生物

  化学と生物 46 (8), 531-538, 2008

  公益社団法人 日本農芸化学会

詳細情報

• CRID: 1390282679176049664
• NII論文ID: 10024334158
• NII書誌ID: AN00037573
• DOI: 10.1271/kagakutoseibutsu.46.531
• ISSN: 18836852
• ISSN: 0453073X
• NDL書誌ID: 9608043
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I9608043
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2008303042
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可