メカノケミカル法によるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)およびペルフルオロオクタン酸(PFOA)の分解

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タイトル別名
  • Degradation of Perfluorooctansulfonate (PFOS) and Perfluorooctanoic Acid (PFOA) by Mechanochemical Treatment
  • メカノケミカルホウ ニ ヨル ペルフルオロオクタンスルホンサン PFOS オヨビ ペルフルオロオクタンサン PFOA ノ ブンカイ

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抄録

残留性有機汚染物質(POPs)として懸念される有機フッ素化合物,ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)およびペルフルオロオクタン酸(PFOA)のメカノケミカル(MC)処理に注目した.酸化カルシウム(CaO)を反応助剤とし,小型遊星ボールミル(ミル回転数700 rpm)を用いておよそCa/F(mol比)=2でPFOS,PFOAのMC処理を行った結果,どちらの物質とも3時間の処理で80%以上分解することが明らかとなった.処理後は,炭酸カルシウム(CaCO3)やフッ化カルシウム(CaF2)の生成が確認され,C–F結合やC–C結合の開裂反応によって分解反応が促進することが示された.また,有価なCaF2の生成により,マテリアルリサイクルの可能性も見出された.

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