ローヤルゼリーによる即時型食物アレルギー2例の免疫ブロット所見

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タイトル別名
  • Two Cases of Immediate Hypersensitivity to Royal Jelly Examined by Immunoblotting with Their Sera
  • ローヤルゼリー ニ ヨル ソクジガタ ショクモツ アレルギー 2レイ ノ メンエキ ブロット ショケン

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抄録

症例1:23歳女性.市販のローヤルゼリー製剤を初めて服用後,鼻汁,心窩部痛,咳,呼吸苦,膨疹が出現した.非特異的IgE 170 IU/ml.ミツバチの特異的IgEクラスは0.製剤を用いたプリックテストでローヤルゼリー陽性,ミツロウとプロポリス(10%)陰性.症例2:24歳女性.ローヤルゼリーが含まれる食品で2回即時型アレルギー歴あり.顔全体の搔痒,喉頭違和感,眼瞼や手足の浮腫が出現した.ミツバチの特異的IgEクラスは0.プリックテストでは,ローヤルゼリーカプセル製剤の内容物で強陽性が確認された.患者血清を用いた免疫ブロットでは,症例1,2とも,従来報告のある47 kDa,55 kDaの他に,新規の65–70 kDaの抗原タンパク質が検出され,ロイヤルゼリーの新規アレルゲンと考えた.

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