書誌事項
- タイトル別名
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- A CASE OF CHOLESTEROL POLYPS OF THE COMMON BILE DUCT
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抄録
腹腔鏡下胆嚢摘出術における術中胆道造影検査にて偶然発見された総胆管コレステロールポリープに対して腹腔鏡下に摘除した1例を経験した.症例は69歳,女性.数カ月来の心窩部鈍痛を伴う胆嚢結石症にて当科を紹介された.腹腔鏡下胆嚢摘出術を施行した際,術中胆道造影検査にて下部総胆管に陰影欠損を認めたため胆管を切開し胆道鏡検査を施行した.下部胆管内に約1mm大の黄白色のポリープの集簇を認めコレステロールポリープを疑い胆道鏡下に生検鉗子を用いて可及的に全摘除した.術後病理学的診断は総胆管コレステロールポリープであった.<BR>総胆管発生のコレステロールポリープは本邦報告例は33例と稀な疾患である.診断および治療には術中胆道鏡下に生検鉗子を用いた摘除が有効と思われた.また検索しえた範囲内では本症に対する腹腔鏡下手術は自験例が初めてであった.
収録刊行物
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- 日本臨床外科学会雑誌
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日本臨床外科学会雑誌 69 (10), 2644-2648, 2008
日本臨床外科学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204849170432
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- NII論文ID
- 10024434924
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- NII書誌ID
- AA11189709
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- ISSN
- 18825133
- 13452843
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可