高強度レーザーが拓く素粒子物理の新分野

• 高橋 徹

  広島大学大学院先端物質科学研究科

• 本間 謙輔

  広島大学大学院理学研究科

書誌事項

タイトル別名

• A new field in particle physics with ultra-intense lasers
• コウキョウド レーザー ガ ヒラク ソリュウシ ブツリ ノ シンブンヤ

抄録

光子と電子の散乱は量子電磁気学の最も基本的な過程である．しかし，高強度レーザーによる非常に高い電場下における電子の振る舞いは，単純な光子-電子散乱とは大きく異なると考えられる．近年の高強度レーザーの発展は，これまでは不可能と考えられていたような高強度場中における電子の振る舞いの研究を現実のものとしてきた．本稿では，レーザーの素粒子実験への応用例として，高強度レーザーと電子の相互作用が拓く時空の構造探求の可能性について解説する．

収録刊行物

• 応用物理

  応用物理 78 (6), 536-539, 2009-06-10

  公益社団法人 応用物理学会

キーワード

• laser
• particle physics
• compton scattering
• unruh radiation
• Hawking radiation
• black hole

詳細情報

• CRID: 1390282752335653760
• NII論文ID: 10024752235
• NII書誌ID: AN00026679
• DOI: 10.11470/oubutsu.78.6_536
• ISSN: 21882290
• ISSN: 03698009
• NDL書誌ID: 10329585
• Web Site: https://ndlsearch.ndl.go.jp/books/R000000004-I10329585
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • NDL
  • CiNii Articles
  • KAKEN
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可