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- 生田 拓也
- 熊本整形外科病院
書誌事項
- タイトル別名
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- Clinical Experience of Acetabular Reconstruction Using KT Plates
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抄録
人工股関節再置換術に際してKTプレートを用いて臼蓋の再建を行ったので報告した.症例は4例である.再置換術例,再々置換術例がそれぞれ2例であった.大腿骨側のゆるみは2例に認められ同時に再置換術をおこなった.保存骨をimpaction graftした後でKTプレートを設置固定し,ソケットを骨セメントにて固定した.術後4~6週で部分荷重を開始した.荷重開始後,軽度のフックの上方移動を1例に認めたがプレートおよびスクリューの折損はなく移植骨は生着し,症状は軽快した.臼蓋側の再建を行う際,骨欠損が大きい場合,保存骨の移植が必須となるが保存骨の生着まで長期間の免荷が必要である.外側壁が保たれていればKTプレートを用いることが可能であり,術後,より早期から荷重が可能で安定した術後経過が期待できる.
収録刊行物
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- 整形外科と災害外科
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整形外科と災害外科 58 (1), 37-41, 2009
西日本整形・災害外科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282679915043712
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- NII論文ID
- 130004460764
- 10024768491
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- NII書誌ID
- AN00126582
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- ISSN
- 13494333
- 00371033
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可