書誌事項
- タイトル別名
-
- ENDOSCOPIC DIAGNOSIS OF INTESTINAL MALIGNANT LYMPHOMA
この論文をさがす
抄録
腸管悪性リンパ腫の内視鏡的特徴について概説した.組織型では,びまん性大細胞型B細胞性リンパ腫(diffuse large B-cell lymphoma;DLBCL)が最も多いが,濾胞性リンパ腫やT細胞性リンパ腫など,胃リンパ腫ではまれな組織型も比較的頻度が高い.内視鏡・肉眼型は,隆起型,潰瘍型(狭窄・非狭窄・動脈瘤亜型を含む),MLP型,びまん型,混合型に分類され,組織型と相関がみられる.最も多い潰瘍型ではDLBCLが大半を占め,隆起型ではMALTリンパ腫とDLBCLの頻度が高い.MLP型では濾胞性リンパ腫とマントル細胞リンパ腫が多く,びまん型はT細胞性リンパ腫とIPSID(immunoproliferative small intestinal disease)に特徴的である.通常の上・下部消化管内視鏡に加え,ダブルバルーン内視鏡は腸管悪性リンパ腫の診断に有用な検査法である.
収録刊行物
-
- 日本消化器内視鏡学会雑誌
-
日本消化器内視鏡学会雑誌 51 (1), 3-9, 2009
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679193702272
-
- NII論文ID
- 10024847982
-
- NII書誌ID
- AN00192102
-
- ISSN
- 18845738
- 03871207
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- CiNii Articles
- KAKEN
- Crossref
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可