小腸疾患―内視鏡診断の進歩

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タイトル別名
  • Breakthrough of enteroscopic diagnoses for small intestinal diseases

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抄録

カプセル内視鏡やバルーン付き内視鏡が実用化され,小腸疾患へのアプローチに変革がもたらされた.両者の検査原理の違いから,カプセル内視鏡はスクリーニングにその適応を発揮し,バルーン付き内視鏡は精査,治療に幅広く適応とされる.本邦でも徐々に普及してきており,小腸の内視鏡診断学に対する関心が高まっている.これまで原因不明として扱われてきた小腸の出血性病変が内視鏡的に診断,治療されるようになったことは大きな進歩である.今後は微細な病変や早期の病変の診断が望まれる.小腸診療が飛躍的に発展しつつある現在,さまざまな臨床試験や診断学の向上のみならず,小腸疾患の病態の解明や機能の究明などに小腸内視鏡が果たす役割は大きい.<br>

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  • CRID
    1390282681375244288
  • NII論文ID
    10024850149
  • NII書誌ID
    AN00192124
  • DOI
    10.11405/nisshoshi.106.9
  • COI
    1:STN:280:DC%2BD1M%2FltFKhtg%3D%3D
  • ISSN
    13497693
    04466586
  • PubMed
    19122418
  • 本文言語コード
    ja
  • データソース種別
    • JaLC
    • PubMed
    • CiNii Articles
  • 抄録ライセンスフラグ
    使用不可

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