横行結腸との瘻孔およびその自然閉鎖が強く疑われた黄色肉芽腫性胆嚢炎の1例

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  • Xanthogranulomatous cholecystitis associated with a suspicious colonic fistula and its spontaneous resolution

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抄録

症例は82歳女性.主訴は8日前からの発熱と右季肋部痛.超音波検査で胆嚢内腔が確認されない高エコー域を認め,造影CTでは胆嚢内ガス像および粘膜側が均一に濃染される胆嚢壁肥厚を認めた.MRI,大腸内視鏡検査で胆嚢と肝弯曲部付近の横行結腸との瘻孔が疑われ,胆嚢結腸瘻を形成し,のちに自然閉鎖した黄色肉芽腫性胆嚢炎と診断した.絶食·抗生剤投与ののち開腹手術が施行され,病理組織学的に術前と同様の診断が得られた.<br>

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