後腹膜原発粘液性嚢胞腺癌の1例―本邦報告例の集計を含めて―

書誌事項

タイトル別名
  • A case of primary retroperitoneal mucinous cystadenocarcinoma

この論文をさがす

抄録

症例は56歳女性.主訴は下痢,嘔気.腹部USで左下腹部に内部に結節をともなう巨大な多房性嚢胞性病変を認め,CT, MRIでは結節部に造影効果を有し後腹膜原発の粘液性嚢胞腺癌と診断した.術中に腫瘍周囲に播種を疑う多数の小結節を認めたが,小結節を含め左半結腸切除術を施行した.病理組織学的には,嚢胞内に粘液が貯留し,充実部は低分化型腺癌であった.結節の上皮下には卵巣様間質を認め粘液性嚢胞腺癌と最終診断した.<br>

収録刊行物

被引用文献 (1)*注記

もっと見る

参考文献 (34)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ