Intercellular Communication via Septal Pore in the “Multicellular Organism” <I>Aspergillus oryzae</I>
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- MARUYAMA Jun–ichi
- <I>Department of Biotechnology, the University of Tokyo</I>
Bibliographic Information
- Other Title
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- “多細胞生物”麹菌の隔壁孔を介した細胞間コミュニケーション
- タサイボウ セイブツ コウジキン ノ カクヘキコウ オ カイシタ サイボウカン コミュニケーション
- Intercellular Communication via Septal Pore in the “Multicellular Organism” <I>Aspergillus oryzae</I>
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Abstract
麹菌は,広範に菌糸を伸ばし一つの個体でシャーレ全面を覆うことが可能である。しかし,このような性質から,自然界では頻繁に菌糸の切断によるストレス(菌糸の切断ストレス)を受ける物と思われる。また,製麹のプロセス中でも,手入れという物理的な処理で菌糸の切断ストレスを受けることになる。最近,麹菌では全ゲノム配列が明らかになったことで分子生物学的な研究が格段に進むようになってきている。この菌糸の切断ストレスへの応答についても,著者らの行っているWoronin bodyの研究などから多くの事が明らかになりつつある。また,生育のために必須だと思われている細胞間の物質輸送(細胞間コミュニケーション)についても,その一端が明らかになった。今回この隔壁孔の見張り役であるWoronin bodyについての一連の研究と細胞間コミュニケーションについて,詳しく解説して頂いた。
Journal
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- JOURNAL OF THE BREWING SOCIETY OF JAPAN
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JOURNAL OF THE BREWING SOCIETY OF JAPAN 104 (2), 98-104, 2009
Brewing Society of Japan
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Details 詳細情報について
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- CRID
- 1390001206103106304
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- NII Article ID
- 10024851745
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- NII Book ID
- AN10034389
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- ISSN
- 21864012
- 09147314
- http://id.crossref.org/issn/09147314
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- NDL BIB ID
- 10172488
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- Text Lang
- en
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- Data Source
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- JaLC
- IRDB
- NDL
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- Abstract License Flag
- Disallowed