腎障害におけるNa管理

書誌事項

タイトル別名
  • Nutritional management of sodium in renal disease and renal failure

この論文をさがす

抄録

腎は生体内の水・Na調節を主導し、血圧調節にも深く関わる。食塩過剰摂取による高血圧は腎障害の原因となる一方、腎障害は高血圧や体液・Na代謝異常の原因となり悪循環を形成する。血圧とは独立に、食塩負荷は腎での酸化ストレス亢進やアルブミン尿増加により、腎障害を来す。急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、急性腎障害、保存期及び透析期慢性腎臓病、妊娠高血圧症候群など、各種病態に応じた食塩摂取基準があり、患者・家族・医療者がチームとなり適切な食塩摂取を行うことが病態改善に重要である。

収録刊行物

  • 静脈経腸栄養

    静脈経腸栄養 24 (3), 775-780, 2009

    日本静脈経腸栄養学会

参考文献 (20)*注記

もっと見る

キーワード

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ