当科における舌癌の治療

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タイトル別名
  • Treatment of cancer of the tongue in our department

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抄録

舌癌の治療に関しては,小線源治療もあるが施設も限られており,一般的には手術療法が第一選択といわれている。しかし当科では器官および機能温存の観点から進行癌に対し,化学放射線同時併用療法を行っている。また,比較的小さい腫瘍であっても発生部位により切除が困難な場合があり,この場合にも同治療をおこなっている。今回我々は,2002年4月から2008年10月までに当科で治療を行った舌癌32例について検討したので報告する。結果として疾患特異的生存率はStage Iで100%,IIは88.9%,IIIは75.0%,IVは66.7%であった。化学放射線同時併用療法のCR率は60.0%であった。

収録刊行物

  • 頭頸部癌

    頭頸部癌 35 (1), 5-8, 2009

    日本頭頸部癌学会

被引用文献 (5)*注記

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参考文献 (11)*注記

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