Lung Fibrosis from the Viewpoint of Molecular Pathogenesis

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Other Title
  • 分子病態から見た肺線維症
  • 医学と医療の最前線 分子病態から見た肺線維症
  • イガク ト イリョウ ノ サイゼンセン ブンシ ビョウタイ カラ ミタ ハイ センイショウ

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Abstract

特発性間質性肺炎をはじめとして,膠原病に伴う間質性肺炎,過敏性肺臓炎,薬剤性肺炎,放射性肺臓炎,acute respiratory distress syndrome(ARDS)など実に多くの疾患が,広い意味での間質性肺炎である.胞隔炎が線維化に至る過程は,アポトーシスを主体とする肺上皮細胞の損傷に始まる.その後,正常な修復が達成されるか,非可逆的な線維化に至るか,その過程は,上皮細胞,線維芽細胞,血管内皮細胞,炎症細胞などの活性化と相互作用,これらの細胞から産生される多くの因子,サイトカイン,凝固線溶因子,酸化ストレスなどの複雑なネットワークの結果である.さらに疾患の表現型は,遺伝的要因や環境因子によって影響を受ける.間質性肺炎の予後を左右するのは線維化の程度である.肺線維症においては,肺上皮細胞や血管内皮細胞損傷,炎症,修復過程における細胞特異的な治療法の開発が待たれる.<br>

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