書誌事項
- タイトル別名
-
- Investigation of small ruptured aneurysms
この論文をさがす
抄録
日本脳ドック学会による未破裂脳動脈瘤の手術適応は5 mm以上であるが,5 mm未満の破裂脳動脈瘤も少なからず経験する.我々は,5 mm未満の小型破裂脳動脈瘤の特徴について検討した.1999年4月から2004年3月までに当院に入院したくも膜下出血患者は252例あり,脳血管撮影(DSA)を行われた患者は201例であった.そのうち,DSA上動脈瘤の長径が5 mm未満であったものは64例(31.8%)であった.DSAを行った201例全体をA群,DSA上5 mm未満の群をB群として,年齢・性別・家族歴・高血圧の既往・動脈瘤の部位についてそれぞれ比較検討した.その結果,B群において40歳以下,男性,Acom/DACAで有意に小型破裂動脈瘤が多いことが示された.以上の結果および文献的考察から,特に本邦では動脈瘤は小型であっても破裂する危険性があり,小型の動脈瘤についてさらなる検討が必要であると思われた.<br>
収録刊行物
-
- 脳卒中
-
脳卒中 30 (1), 14-17, 2008
一般社団法人 日本脳卒中学会
- Tweet
詳細情報 詳細情報について
-
- CRID
- 1390282679616138240
-
- NII論文ID
- 130004542969
- 10024936313
-
- NII書誌ID
- AN0020186X
-
- ISSN
- 18831923
- 09120726
-
- 本文言語コード
- ja
-
- データソース種別
-
- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
-
- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可