脊椎転移の疼痛治療と麻酔科医

• 山田 圭輔

  金沢大学附属病院麻酔科蘇生科

書誌事項

タイトル別名

• Pain Treatment for Spinal Metastases :Role of Anesthesiologists for Surgery, Radiation Therapy and Percutaneous Vertebroplasty

抄録

  脊椎転移による強い体動時痛は, 強オピオイドの経口投与などではコントロールが困難なことも多い. 金沢大学附属病院では, 体動時痛を軽減させる目的で, 脊椎転移に対して外科治療と放射線治療および経皮的椎体形成術を積極的に行っている. 麻酔科医は, 外科治療では, 術前の腫瘍椎体周囲の動脈塞栓術も含めて, 周術期の疼痛治療を静脈内PCAを用いて行っている. 放射線治療では, 放射線治療台上での体位を維持できるように静脈内PCAや硬膜外ブロックおよびくも膜下ブロックを行っている. 経皮的椎体形成術では, 周術期の合併症に早期に対応できるように, 放射線科医および整形外科医と協力している.

収録刊行物

• 日本臨床麻酔学会誌

  日本臨床麻酔学会誌 29 (2), 120-126, 2009

  日本臨床麻酔学会

キーワード

• 静脈内PCA
• 神経ブロック
• 放射線治療
• 経皮的椎体形成術
• 脊椎転移

詳細情報

• CRID: 1390282679736794368
• NII論文ID: 10024949027
• NII書誌ID: AN00330159
• DOI: 10.2199/jjsca.29.120
• ISSN: 13499149
• ISSN: 02854945
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2009142113
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • Crossref
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可