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- 大石 泰丈
- 豊田工業大学大学院 工学研究科 先端フォトンテクノロジー研究センター
書誌事項
- タイトル別名
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- Lightwave signal processing using tellurite fibers
- テルライト ヒカリ ファイバー ニ ヨル コウハ セイギョ
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抄録
<p>テルライト光ファイバーの光信号制御への応用について述べる.テルライトガラスのラマンスペクトルの制御により,ラマン利得の広帯域化が図れ,従来の1.7倍もの利得帯域や石英ガラスの42倍もの利得係数を実現できることを示す.増幅帯域として,1460〜1650 nmのS,CおよびLバンド全体をカバーでき,石英ファイバーの2倍以上の帯域が実現できることを示す.誘導ラマン散乱および誘導ブリルアン散乱による slow light 生成特性の解析により,テルライト光ファイバーが高効率な遅延特性を有することを示し,光バッファ・光メモリーや高効率可変遅延線の実現にきわめて有望であることを明らかにする.特に誘導ブリルアン散乱による slow light 生成では,これまで報告された中で最も高い遅延効率3.76 ns/mW を確認した.また,中赤外域のスーパーコンティニューム光発生に有効であることを示し,テルライト光ファイバーが光波制御素子として期待できることを述べる.</p>
収録刊行物
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- 応用物理
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応用物理 78 (7), 637-641, 2009-07-10
公益社団法人 応用物理学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390282752332297856
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- NII論文ID
- 10025088098
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- NII書誌ID
- AN00026679
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- ISSN
- 21882290
- 03698009
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- NDL書誌ID
- 10338922
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- NDL
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可