骨転移巣で発見された異所性肝細胞癌の1例

  • 森田 香織
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター消化器科
  • 三田 英治
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター消化器科
  • 宋 昌浩
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター消化器科
  • 太田 高志
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター消化器科
  • 長谷川 裕子
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター消化器科
  • 中水流 正一
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター消化器科
  • 外山 隆
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター消化器科
  • 葛下 典由
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター消化器科
  • 高田 晃宏
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター外科
  • 辻江 正徳
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター外科
  • 宮本 敦史
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター外科
  • 山本 佳司
    独立行政法人国立病院機構南和歌山医療センター消化器科
  • 中森 正二
    独立行政法人国立病院機構大阪医療センター外科
  • 加藤 道夫
    独立行政法人国立病院機構南和歌山医療センター消化器科

書誌事項

タイトル別名
  • A case of ectopic hepatocellular carcinoma with bone metastasis
  • 症例報告 骨転移巣で発見された異所性肝細胞癌の1例
  • ショウレイ ホウコク コツ テンイ ソウ デ ハッケン サレタ イショセイ カン サイボウガン ノ 1レイ

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抄録

症例は70歳男性.右臀部痛にて受診し,右恥骨に骨融解像を認めたため,転移性骨腫瘍を疑い精査を行った.しかし明らかな原発を認めなかったため,腫瘍生検を行い中分化型肝細胞癌の骨転移と診断した.脾臓頭側,左横隔膜下に肝臓,脾臓と連続しない4cmの腫瘍が認められたが,肝臓内には腫瘍性病変を認めず.脾臓頭側の腫瘍に対して腹腔鏡下に生検を行い,骨腫瘍と同様の結果を得た.これらより脾臓頭側の腫瘍を原発とする異所性肝細胞癌および骨転移と診断した.異所性肝細胞癌は,非常にまれな疾患であり文献的に検索しえた本邦での報告例は自験例を含め39例であった. <br>

収録刊行物

  • 肝臓

    肝臓 50 (7), 383-389, 2009

    一般社団法人 日本肝臓学会

被引用文献 (2)*注記

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参考文献 (39)*注記

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