書誌事項
- タイトル別名
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- Outcome of bacterial culture of deep tonsillar tissue swab specimens obtained from patients with tonsillar hypertrophy and tonsillitis
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抄録
扁桃疾患は細菌感染やウイルス感染が関与しているケースが多いが, 急性期以外では細菌検査を実施される事は少ない. 今回, 手術により摘出された口蓋扁桃の深部より滅菌スワブで検体を採取し検討を行った. 2007年4月から2008年3月までの間に, 2週間以内に急性炎症を発症していない42症例を対象とした. すべての検体で菌が検出され, 35症例 (83.3%) で病原菌が検出された. 33症例 (67.3%): 56株中33株 (58.9%) で抗菌薬に耐性が認められた. 10歳以下ではH. influenzaeの検出が多く, 11歳以上ではS. aureusの検出が多かった. H. influenzaeは6歳未満では薬剤耐性株が多く, S. aureusは6歳以上で薬剤耐性株が多かった. 病原菌/耐性菌の出現頻度は扁桃肥大群と炎症群との間では差がなかった.
収録刊行物
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- 口腔・咽頭科
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口腔・咽頭科 22 (2), 149-154, 2009
日本口腔・咽頭科学会
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詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204427301376
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- NII論文ID
- 130004553084
- 10025163532
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- NII書誌ID
- AN10235405
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- ISSN
- 18844316
- 09175105
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- CiNii Articles
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可