保存的に治療した孤立性上腸間膜動脈解離の2例―本邦報告例の集計―

• 古川 大輔

  東海大学医学部消化器外科

• 堂脇 昌一

  東海大学医学部消化器外科

• 和泉 秀樹

  東海大学医学部消化器外科

• 岡本 祐一

  東海大学医学部消化器外科

• 今泉 俊秀

  東海大学医学部消化器外科

• 幕内 博康

  東海大学医学部消化器外科

書誌事項

タイトル別名

• Isolated spontaneous dissection of the superior mesenteric artery in two cases treated with conservative therapy

抄録

今回われわれは突然の腹痛で発症し，腹部CT検査にて孤立性上腸間膜動脈解離と診断した2例を経験した．2例とも偽腔は血栓閉鎖しており，真腔は狭窄していたものの腸管虚血の所見を認めなかったため抗凝固療法，抗血小板療法にて保存的に治療した．大動脈解離をともなわない上腸間膜動脈解離は比較的少なく，本邦では自験例を含め53例の報告があるのみであり，若干の文献的考察を加え報告する．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 106 (7), 1031-1038, 2009

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• 上腸間膜動脈解離

詳細情報

• CRID: 1390001206401269248
• NII論文ID: 10025178157
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.106.1031
• COI: 1:STN:280:DC%2BD1MvmsFClsw%3D%3D
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• PubMed: 19578311
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2009262145
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • PubMed
  • CiNii Articles
  • Crossref
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可