経皮的開窓術が奏効した高齢者の巨大肝嚢胞の1例

書誌事項

タイトル別名
  • A CASE OF GIANT LIVER CYST IN AN ELDERLY PATIENT SUCCESSFULLY TREATED WITH CREATION OF A MARSUPIALIZATION

この論文をさがす

抄録

症例は90歳,男性.発熱,嘔吐を主訴に入院となった.精査の結果,大きさ18cm×15cm×10cmの巨大肝嚢胞により上部消化管の通過障害をきたし,嘔吐と嚥下性肺炎を起こしていると診断した.年齢と手術侵襲度を考慮し,局所麻酔下に肝嚢胞開窓術を施行した.術後経過は極めて良好であり,術後41日目に軽快退院した.高齢者の症候性肝嚢胞に対し肝嚢胞開窓術が極めて有用であった症例を提示した.

収録刊行物

参考文献 (9)*注記

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ