長期経過を辿り肝再発を切除した後腹膜混合型脂肪肉腫の1例

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  • A CASE OF RETROPERITONIAL MIXED-TYPE LIPOSARCOMA WITH MULTIPLE VISCERAL METASTASES INCLUDING TO THE LIVER RESECTED SUCCESSFULLY IN REPEATED SURGERIES

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抄録

症例は66歳,男性.平成4年10月,後腹膜原発脂肪肉腫で腫瘍摘出術および左腎,膵尾部,脾合併切除術施行した.また,平成15年9月には小網内の腹膜局所再発(胃壁浸潤,肝外側区域浸潤,膵浸潤)に対して胃全摘,肝部分切除,膵体部切除術を施行した.以後は外来経過観察中であったが平成19年9月,腹部造影CTにて肝S4,S7に転移を認め平成19年10月18日肝部分切除術施行した.術中所見では肝以外に再発を認めなかった.術後経過は良好で現在,無再発生存中で外来経過観察中である.初回手術より15年経過して再発した後腹膜原発混合型脂肪肉腫の異時性肝転移の1切除例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する.

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参考文献 (16)*注記

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