陸域観測技術衛星ALOS(だいち)で観測された2008年岩手・宮城内陸地震による農地被害

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タイトル別名
  • Damage to Agricultural Land due to the Iwate-Miyagi Nairiku Earthquake in 2008 Observed by Advanced Land Observation Satellite(ALOS)
  • リクイキ カンソク ギジュツ エイセイ ALOS ダ イチ デ カンソク サレタ 2008ネン イワテ ミヤギ ナイリク ジシン ニ ヨル ノウチ ヒガイ

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抄録

<p>2008年6月14日に発生した岩手・宮城内陸地震は,農地・農業用施設に対して各種の被害をもたらした。うち,宮城県栗原市の荒砥沢ダム北岸の貯水池上流における斜面災害,権平ため池の堤体の崩壊,館下地区の地すべりについて,2006年に日本が打ち上げた地球観測技術衛星ALOS(だいち)による観測結果を紹介する。ALOSに搭載された光学センサであるPRISMおよびAVNIR-2,合成開口レーダであるPALSARによる観測画像について検討を行った。荒砥沢ダムの斜面崩壊,復旧対策のための貯水の排出による水位の低下は,すべての観測画像において明瞭であった。権平ため池および館下地区での被害は100m前後の規模であり,判読にはPRISM画像が有効であった。人工衛星による観測画像は,復旧の過程の継続的な監視にも利用できる。</p>

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