粒子ベースボリュームレンダリング手法を用いた大規模ボリュームデータの効率的な遠隔可視化

書誌事項

タイトル別名
  • Effective Remote Visualization for Large-scale Volume Data by Particle-based Volume Rendering
  • リュウシ ベースボリュームレンダリング シュホウ オ モチイタ ダイキボ ボリュームデータ ノ コウリツテキ ナ エンカク カシカ

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抄録

遠隔地間で大規模ボリュームデータの可視化結果を実時間で共有しながら共通の問題に取り組む遠隔協調作業環境の構築に向けて,遠隔可視化への要求が高まっているが未だ有効な手法は確立されていない.本稿では,遠隔可視化でボトルネックとされる分散可視化における重畳処理が容易とされる粒子ベースボリュームレンダリングを用いた遠隔可視化手法を提案した.更に遠隔地間ネットワークを介した対話処理によって生じる大量のデータ転送の効率化を図るために,TCPを用いた並列伝送を提案手法に実装した.長距離ネットワーク上で評価実験を行い,サーバのスレーブ数を増やすことで処理時間を短縮し,かつ格子数5123のボリュームデータの結果画像を高速表示でき,並列効果を実証した.更に,TCP のストリーム数を増やすに従い,データ伝送時間の短縮を実現した.

収録刊行物

  • 画像電子学会誌

    画像電子学会誌 38 (5), 753-761, 2009

    一般社団法人 画像電子学会

参考文献 (16)*注記

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