と畜場搬入豚における<I>Brachyspira pilosicoli</I>と<I>Brachyspira hyodysenteriae</I>の感染率

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タイトル別名
  • Infection Rates of <I>Brachyspira pilosicoli</I> and Brachyspira hyodysenteriae in Slaughter Pigs
  • と畜場搬入豚におけるBrachyspira pilosicoliとBrachyspira hyodysenteriaeの感染率
  • トチクジョウ ハンニュウ ブタ ニ オケル Brachyspira pilosicoli ト Brachyspira hyodysenteriae ノ カンセンリツ
  • Infection Rates of Brachyspira pilosicoli and Brachyspira hyodysenteriae in Slaughter Pigs

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抄録

2005年2月から2006年3月にかけて, と畜場に搬入された豚におけるBrachyspira pilosicoli (Bp) と. Brachyspira hyodysenteriae (Bh) の感染率について3回に分けて調べた. 1回目は, 37農場由来16, 431頭の大腸を肉眼的に調べたところ, 大腸炎が8農場 (21.6%), 50頭 (0.30%) に認められた.このうち, 1頭 (2%) からBp, 45頭 (90%) からBhを分離した. 2回目は, Bp汚染農場の2, 810頭を調べ, 大腸炎がみられた20頭 (0.71%) 中2頭 (10%) よりBpを, 15頭 (75%) より勘を分離した. 3回目は, Bp汚染農場の大腸炎を認めない50頭を調べ, 3頭 (6%) からBp, 13頭 (26%) から勘を分離した. 以上から, Bpと勘は汚染農場の豚に一定の割合で保菌されていることがわかった. このような無症状の保菌豚は主要な感染源であると考えられた. Bpは人と動物の共通感染症の原因菌であり, 食肉処理時に汚染が広がらないように注意する必要がある.

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参考文献 (26)*注記

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