水田から畑状態草原へ変化した遊休農地の土壌炭素含量と安定同位体比 Soil Carbon Content and Stable Isotope Ratio in Abandoned Agricultural Fields : Land Use Change from Paddy to Upland Grass in Higashi-Hiroshima, Japan

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著者

    • 下田 星児 SHIMODA Seiji
    • 農業・食品産業技術総合研究機構 近畿中国四国農業研究センター Climate Change Research Subteam, National Agricultural Research Center for Western Region (WeNarc), National Agriculture and Food Research Organization (NARO)

抄録

本研究は、耕作休止水田が、地下部炭素の吸収源か放出源かを調べることを目的として、広島県東広島市の遊休農地で、土壌炭素含量と炭素安定同位体比(δ(13)C)の測定を行った。0.20km以内にある耕作休止から2、5、10年経過した圃場(2Y、5Y、10Y)を調査地とした。これらの圃場では、C4光合成回路を持つ草本が優占した。枯死した草本リターが土壌へ供給されることにより、土壌δ(13)C値は2Yで最も低く(-24.2‰)、10Yで最も高く(-22.1‰)なった。耕作休止後が長期に渡る圃場では、根のバイオマス量が増加したため、土壌へ炭素が供給される潜在能力は高いと考えられる。しかし、長期耕作休止圃場では土壌炭素含量が低くなった。調査地域では、耕作休止後の水田から畑状態の草原への土地利用変化により、土壌炭素含量が減少した可能性がある。

収録刊行物

  • 農業気象

    農業気象 64(4), 289-293, 2008-12-10

    養賢堂

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各種コード

  • NII論文ID(NAID)
    10025613824
  • NII書誌ID(NCID)
    AN00200732
  • 本文言語コード
    ENG
  • 資料種別
    SHO
  • ISSN
    00218588
  • NDL 記事登録ID
    9764128
  • NDL 請求記号
    Z18-388
  • データ提供元
    CJP書誌  NDL  IR 
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