時間領域反射法による水中堆積土砂表面位の評価法

書誌事項

タイトル別名
  • Dielectric Approaches of Sediment-surface-level Estimation by Time Domain Reflectometry
  • ジカン リョウイキ ハンシャホウ ニ ヨル スイチュウ タイセキ ドシャ ヒョウメンイ ノ ヒョウカホウ

この論文をさがす

抄録

河床や湖底における土砂堆積量の評価法を確立するために,実験用カラム内に沈降充填した粒径の異なる硅砂または玉砂利の表面位を時間領域反射法TDRにより測定した.水中に設置したTDRプローブのロッド先端からの土砂表面位hsedは,ケーブルテスターから発信されるステップパルスの水-土砂境界面またはロッド先端における反射に基づいて評価される.前者の反射から水中部のみのパルス伝播に要する時間twを算出したところ,各土砂のhsedtwの1次関数モデル(部分伝播法)に基づき高精度で評価できた.一方,ロッド先端での反射から水中と土砂層の全伝播時間ttを求め,ttと土砂層の比誘電率εsedに基づくモデルでhsedを評価したところ(全伝播法),平均粒径が大きい土砂ほどhsedの誤差が増大した.しかし,その誤差は,εsedに土砂の最大粒径と最小粒径の平均値の1次式に基づく補正を加えることで修正できることを明らかにした.

収録刊行物

被引用文献 (2)*注記

もっと見る

参考文献 (15)*注記

もっと見る

関連プロジェクト

もっと見る

詳細情報 詳細情報について

問題の指摘

ページトップへ