地域情報閲覧Webサービスを利用した佐賀県における過疎・高齢化の地理的特性の評価

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タイトル別名
  • Geographic Trend Analysis of Depopulated and Aging Areas in Saga Based on Web-browsing Community Database
  • チイキ ジョウホウ エツラン Web サービス オ リヨウ シタ サガケン ニ オケル カソ コウレイカ ノ チリテキ トクセイ ノ ヒョウカ

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抄録

農林業従事者の高齢化や後継者不足により,農村の過疎・高齢化が社会問題となるなか,自然災害に対して高い被災リスクを有する高齢者のための防災対策の整備が急がれている.本研究では,中山間地域における高齢者の居住環境を明らかにするために,地域人口情報の閲覧webサービスから佐賀県全域の人口情報を抽出し,GIS(地理情報システム)を利用して同県の過疎・高齢化の態様とその地理的特性を調べた.現時点では,老年人口(65歳以上)比が50%を超えるのは1地区のみであったが,県全域において高標高の地区ほど過疎・高齢化が顕著になること,また10年以内に50%を超える可能性のある地区が多数存在することが確認された.また,平野部に立地する都市部であっても,古い街並みが残る駅前商店街や老朽化した団地などで,局所的な高齢化が認められた.

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