乳牛の各泌乳ステージにおける検定日乳量に影響を及ぼす諸要因の検討

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タイトル別名
  • Investigation of genetic and environmental factors for test day milk yields on each stage of lactation for holstein cattle in Hokkaido
  • ニュウギュウ ノ カク ヒツニュウ ステージ ニ オケル ケンテイビ ニュウリョウ ニ エイキョウ オ オヨボス ショヨウイン ノ ケントウ

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抄録

乳牛の各泌乳ステージにおける検定日乳量に関して,環境効果の大きさおよび遺伝的パラメータを推定し,各要因の泌乳パターンへの寄与について調査した.データは(社)北海道酪農検定検査協会により1989年1月から2006年7月までに集積された初産および2産牛からの検定日記録,ならびに日本ホルスタイン登録協会北海道支局が保持する血縁情報であった.泌乳ステージは分娩後6日から30日間隔で設定した.牛群・分娩年は乳期を通して泌乳量の変動を最も説明したが,分娩月齢および分娩年月による変動は相対的に小さかった.遺伝率は初産において0.19から0.35,2産において0.12から0.29の範囲にあった.牛群・分娩年および分娩年月による泌乳曲線を説明するには,高次の多項式関数が必要であった.相加的遺伝曲線を説明するには,両産次とも2次のLegendre多項式で十分であったが,泌乳パターンは産次によって異なることが示された.

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