発電排熱を活用する地域エネルギーシステムの効率性評価の課題に関する一考察

書誌事項

タイトル別名
  • A Study about Evaluation Methodology for Cogeneration District Energy System
  • 発電排熱を活用する地域エネルギーシステムの効率性評価の課題に関する一考察--高発電効率ガスエンジンコージェネレーションを利用した地域熱供給のモデル分析を通じて
  • ハツデン ハイネツ オ カツヨウスル チイキ エネルギー システム ノ コウリツセイ ヒョウカ ノ カダイ ニ カンスル イチ コウサツ コウハツデン コウリツ ガス エンジン コージェネレーション オ リヨウシタ チイキ ネツ キョウキュウ ノ モデル ブンセキ オ ツウジテ
  • 高発電効率ガスエンジンコージェネレーションを利用した地域熱供給のモデル分析を通じて
  • Through Model Analysis of District Heating and Cooling System which contains High Efficiency Cogenerations

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抄録

本論はコージェネレーションシステムを用いた地域エネルギーシステムの評価法を扱った論文である。本論でははじめにコージェレネーションシステムを評価する際の評価系や論点の整理を行い、次いで評価系や電力と熱の評価方法の設定等が地域エネルギーシステムのエネルギー効率性の評価結果に与える影響を明らかにする目的で、ガスエンジンコージェネレーションによる仮想的な地域エネルギーシステムのエネルギー効率性のモデル的試算を行った。モデル分析の結果、評価系の設定がエネルギー効率性の評価に与える影響は大きく、都市内のエネルギーシステムについてはサブシステムレベルでの効率性向上が全体効率の向上に必ずしもつながらない可能性があることを明らかにした。これらの結果をもとに、本論は地域エネルギーシステムの可能性を活用するためには、都市計画で地域エネルギーシステムの整備を位置づけることが有効との仮説を提示している。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 43.3 (0), 133-138, 2008

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (1)*注記

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参考文献 (10)*注記

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