中山間地域を含む地方都市を対象とした低環境負荷型地域構造の検討

書誌事項

タイトル別名
  • Can we Realize the New Rural Structure with Low Environmental Load
  • 中山間地域を含む地方都市を対象とした低環境負荷型地域構造の検討--居住者の自動車利用に伴うCO2排出量を対象として
  • チュウサンカン チイキ オ フクム チホウ トシ オ タイショウ ト シタ テイカンキョウ フカガタ チイキ コウゾウ ノ ケントウ キョジュウシャ ノ ジドウシャ リヨウ ニ トモナウ CO2 ハイシュツリョウ オ タイショウ ト シテ
  • 居住者の自動車利用に伴うCO2排出量を対象として
  • Focus in Automobile CO2 Emissions

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抄録

経年的に自動車利用が急増している中山間地域においては、未だに交通環境負荷削減に関する対策が講じられていない。本研究では岡山県津山市域を対象として居住者の自動車利用に伴うCO2排出量に着目し、地域構造そのものを見直す複数の中長期的なシナリオ分析を実施した。この結果、都市コンパクト化や公共交通利用促進といった都市部で一般的な単独施策をそのまま適用しても目に見える効果は発現しないことが示唆された。その一方で、雇用施設を備えた生活拠点を地域中心や遠方の地域にまで複数配置して居住者の交通行動の集約化を図る、すなわち分散集中の地域構造改善策の実施効果が高く、2035年にBAU比で約46%もの自動車CO2排出量(平日)が削減される可能性が明らかとなった。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 44.3 (0), 361-366, 2009

    公益社団法人 日本都市計画学会

被引用文献 (3)*注記

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参考文献 (21)*注記

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