中国における持ち家取得層の特徴

書誌事項

タイトル別名
  • Characteristics of Householders Purchasing Owner-occupied Houses in China
  • 中国における持ち家取得層の特徴--北京と東京の比較分析から
  • チュウゴク ニ オケル モチイエ シュトクソウ ノ トクチョウ ペキン ト トウキョウ ノ ヒカク ブンセキ カラ
  • 北京と東京の比較分析から
  • Through a Comparative Analysis between Tokyo and Beijing

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抄録

本研究は、東京と北京の比較分析を通して、中国の持ち家取得層の特徴を明らかにすることを目的としている。中国には1950年代と1960年代、および1980年代後半にベビーブームがあったとされている。本研究から得られた知見は以下の通りである。すなわち、現在の北京で住宅を取得している層の代表的な世帯類型は「若年単身」、「若年夫婦のみ世帯」、および「夫婦と子1人世帯」等である。1世帯あたりの世帯人員数は東京よりも少なくなっており、小世帯による住宅取得言える。彼らは1960年代のベビーブームとそれよりも若干若い世代からなる。1984年以降の一人っ子政策により、2005年時点における20歳以下の世代が極端に少ない北京では、日本で発生した「負の需要」のような現象が、早くて2015年、遅くとも2015年頃から始まるのではないかと思われる。

収録刊行物

  • 都市計画論文集

    都市計画論文集 44.3 (0), 685-690, 2009

    公益社団法人 日本都市計画学会

参考文献 (10)*注記

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