顕微ラマン分光法によるダイヤモンド中のかんらん石包有物のMg#と残留圧力の非破壊同時測定

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タイトル別名
  • Simultaneous determination of Mg# and residual pressure of olivine inclusions in diamond
  • Simultaneous determination of Mg# and residual pressure in olivine using micro-Raman spectroscopy

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抄録

天然ダイヤモンドは地球深部由来の物質を安定に地表へ運ぶカプセルといえる。ダイヤモンド中の包有物の中でもっとも代表的なものが、上部マントルの主要構成鉱物であるかんらん石である。かんらん石のMg#[=Mg/(Mg+Fe)]と残留圧力はその起源を知る上で重要な情報をもたらす。本研究では、ダイヤモンド中に取り込まれたかんらん石の包有物を対象として、これらの値を顕微ラマン分光法によって非破壊で測定することを試みた。Mg#が70から100の範囲のかんらん石を対象とし、ダイヤモンドアンビルセルを用いて室温下で4 GPaまでの圧力範囲でラマンスペクトルの測定を行った。スペクトルの組成、圧力依存性を定式化し、天然ダイヤモンド中の包有物に適用した。

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