異時性大腸癌に対してそれぞれ腹腔鏡下大腸切除術を施行した1例

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タイトル別名
  • A Case Report of Laparoscopic Surgery for Metachronous Multiple Colon Cancer

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抄録

症例は68歳,女性.S状結腸癌術後の下部消化管内視鏡検査によって,新たに横行結腸癌を指摘されて手術を施行した.初発のS状結腸の早期癌に対しては2004年1月に腹腔鏡下S状結腸切除術を施行した.また,2004年5月に左肺癌に対して左肺S6区域切除術を施行した.さらに,2007年3月には食道癌に対して内視鏡的粘膜切除術を施行した.今回,右結腸曲に近い横行結腸に2型進行癌を認め,2008年6月に用手補助下腹腔鏡結腸右半切除術を行った.切除標本では18×17mmの小型進行癌であり,SS,NO,Stage IIであった.4多重がんにおける異時性大腸癌に対してそれぞれ腹腔鏡手術を行う経験をしたので,術式の工夫や注意点などについて考察を加えて報告する.

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参考文献 (18)*注記

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