書誌事項
- タイトル別名
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- Contribution of the fibrinolytic system to hematopoietic stem cell niche regulation
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抄録
生体骨髄内の造血幹細胞の至適微小環境(ニッチ)への定着と離脱の分子制御機構は,造血系細胞の分化,動員そして増殖等の細胞動態と密接な関連性を有していることが明らかとなってきている.近年,こうした造血系細胞動態におけるマトリックスメタロプロテイナーゼ(MMP)の重要性が示唆されているが,筆者らは,造血幹細胞ニッチの構成因子が,生体内のMMP活性を介した血液線維素溶解系(線溶系)因子プラスミンの生成を起点として制御されていることを明らかにした.本稿では,筆者らの研究成果を中心に,最近明らかとなった線溶系,MMP等のプロテアーゼ活性の生体内造血における意義について概説する.
収録刊行物
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- 日本血栓止血学会誌
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日本血栓止血学会誌 21 (1), 27-31, 2010
一般社団法人 日本血栓止血学会
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キーワード
詳細情報 詳細情報について
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- CRID
- 1390001204450463872
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- NII論文ID
- 10026118530
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- NII書誌ID
- AN10353762
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- ISSN
- 18808808
- 09157441
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- 本文言語コード
- ja
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- データソース種別
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- JaLC
- Crossref
- CiNii Articles
- KAKEN
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- 抄録ライセンスフラグ
- 使用不可