扁平上皮癌の診断にて術前化学療法後に切除した病変に腺様嚢胞癌を認めた食道癌の１例

• 伊地 隆晴

  豊見城中央病院外科

• 城間 寛

  豊見城中央病院外科

• 新垣 京子

  豊見城中央病院病理検査部

• 伊佐 勉

  浦添総合病院外科

書誌事項

タイトル別名

• A case of adenoid cystic carcinoma of the thoracic esophagus after neoadjuvant chemotherapy

抄録

症例は60歳男性．のどのつかえ感を主訴に受診．胸部中部食道の気管·大動脈に浸潤した中分化扁平上皮癌と診断し，術前化学療法（CDDP/5-FU併用療法）を2コース施行後に食道亜全摘術および2領域リンパ節郭清術を施行した．切除標本検査では扁平上皮癌は消失したが，粘膜筋板から粘膜下層にかけてalcian-blue陽性の粘液様物質とS-100蛋白陽性の細胞が小胞巣状に認められ，腺様嚢胞癌と診断した．<br>

収録刊行物

• 日本消化器病学会雑誌

  日本消化器病学会雑誌 107 (2), 227-232, 2010

  一般財団法人 日本消化器病学会

キーワード

• Esophageal cancer
• Adenoid cystic carcinoma
• neoadjuvant chemotherapy

詳細情報

• CRID: 1390282681378089600
• NII論文ID: 10026134983
• NII書誌ID: AN00192124
• DOI: 10.11405/nisshoshi.107.227
• ISSN: 13497693
• ISSN: 04466586
• Web Site: https://search.jamas.or.jp/link/ui/2010130922
• 本文言語コード: ja
• データソース種別:
  • JaLC
  • CiNii Articles
• 抄録ライセンスフラグ: 使用不可