報告 日本の気管支喘息の年齢別,性別,都道府県別罹患者数の分布

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  • The demographic characteristics of asthma patients in Japan, stratified by age, sex and prefecture

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抄録

【背景・目的】 本邦の気管支喘息(以下喘息)患者の分布はよく知られていない.国内の分布差の検討は,喘息を発症させる因子を明らかにするために有用である.<BR>【対象・方法】 1999,2002,2005年に実施された厚生労働省の「患者調査」の集計値に基づき解析した.都道府県別喘息患者数を基に,人口に対する1000人比を,年齢階層別,性別に求めた.<BR>【結果】 全患者数は増加していないが,男子0-14歳,女子0-4歳の喘息児が3年度で有意に増加していた.3年度を通じて一定して,北海道および東北地方日本海側では患者数が多く,近畿地方,沖縄県では少ない傾向がみられた.<BR>【結語】 北海道では3年度を通じ一定して患者数が多く,更に増加傾向にある.

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